鋳造に適した溶融セラミック砂を選択する

鋳造に適した溶融セラミック砂を選択する

溶融セラミック砂は、鋳造用のアルミナベースのセラミックビーズです。高耐熱性、低角性、高機械強度などの並外れた特性が得られます。

ボーキサイトを焼成した合成鋳物砂として、厳格な製造・品質管理体制により品質が安定した溶融セラミック砂です。ただし、品質はメーカーや鋳造技術によって異なるため、適切な品質と仕様を取得するには注意が必要です。

鋳造作業に適切なセラミック砂を入手するためのヒントを次に示します。

  1. 鋳造材料と鋳造温度。

鋼およびステンレス鋼の鋳物には、Al2O3 含有量の高いセラミック砂を使用します。73-75% までの高 Al2O3 は、溶融セラミック砂の最高品質レベルです。この場合、鋳造温度は1540〜1570度に達することがあります。酸化アルミニウムが高いほど、耐火性が高くなります。

ダクタイル鋳鉄および非鉄合金の鋳物には、通常の Al2O3 含有品質レベルを使用しても問題ありません。2 つの鋳物の鋳造温度は、それぞれ 1300 ~ 1450 度と 700 ~ 740 度です。中品質レベルで十分に機能します。さらに、コストはより受け入れられます。

       2.鋳造の重量とサイズ。

一般に、大きくて重い鋳物には、より粗いセラミック砂が必要です。10MT以上の重量のある大物・厚肉のキャスティングには、AFS20・AFS30などの粗砂を使用。セラミックサンドは、大きな鋳物のコーナーをより滑らかにすることができます. 5MT未満のライトキャスティングやシンストラクチャーキャスティングには、AFS50、AFS55、AFS60、AFS65などのより細かいグリットを常に使用してください。

       3.鋳造技術。
  •  ロストフォームキャスティング、AFS15、AFS20、AFS25などを使用。
  • フラン樹脂無焼付鋳物、アルカリフェノール樹脂成形、中子製作、ペップセット無焼付砂、珪酸ソーダボンド砂、細粒度のセラミック砂使用 AFS30、AFS40、AFS50、AFS60 等
  • シェルモールド、レジンコーテッドサンドキャスト、セラミックサンド使用 AFS45、AFS50、AFS60、AFS65など
  • ロストワックス精密鋳造、セラミックサンドAFS70、AFS75、AFS80等を使用。

 

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